備忘録・東京選手権
少々御無沙汰しておりました。
もうすっかり昔の東京選手権なので、まさに備忘録として、可能な限り会場で見たその時の印象だけをもとにササッと書きました。
3連休とはいえ、とても時間が許さず、10月12,13の二日間を観戦した。
そしてこれまた競技開始から観ることも時間が許さず、12日はジュニア女子SPの第3グループから。おかげで一番滑走だった西野選手を見逃した。
会場は早い時間からかなりの入り。当然のことながら、リンク周りに一列あるだけのベンチは満杯。SP第3グループの最初は佐々木美帆選手。体が柔らかく、ドーナツ、ビールマンとも綺麗。中2ということだが大人びた動きが印象的。
それから注目の押川選手。まだとても小柄。SPでのベリーダンスの動きは最初だけ、だったかな・・・大人っぽさより元気のよさ、というプログラムだった。フリーは「カルメン」で、アイメイクが凄く濃い・・・序盤ジャンプがうまく行かず、元気をなくしかけたが、最後まで諦めずに、ストレートラインが会場を盛り上げた。
西野選手は、フリーだけ見ることができた。6分練習の時から、やや別格な雰囲気。本番は、決して彼女自身満足な出来ではなかったと思うが、余裕の優勝。
ジュニア女子のFSでは、今シーズンからスパイラルが必要とされなくなり、全くスパイラルの姿勢を入れない選手も多かったが、トランジションとしてスパイラルをする選手もいた。やっぱりスパイラル、見たいよねぇ。
12日はジュニア女子の後、ノービスFS、ジュニアSP、シニアSPと男子が続く。東京は男子が少なくて寂しい。特にシニアは、昨シーズンで引退した選手が多く、小林宏一君も今年は関東ブロックに出場なので、半数以上減って4名に。その上ジュニアでは日野龍樹君が棄権していた。かなり残念。その中で記憶に残った選手たちのことを書くと・・・
松岡将太郎(ノービスA): 滑っている動作とか姿勢が大人っぽい。スケーティングの技術自体が大人っぽいかどうかは私にはわからないが。妙に印象に残ったのは、ジャンプの助走に入った時の松岡君の手。座ってる人の前を通る時に「ハイ、ごめんなさいよ」と手を前に出すでしょう。ちょうど勝負審判の前を通るお相撲さんみたいな。きっとタイミングを取るためだと思うが、松岡君の手はそんな風になるのであった。
中村健人(ジュニア): ショートは「ミッション」。コンビネーションが3F + 3T。これが決まって場内が盛り上がる。テレビでよく観る選手たちは、当たり前のように3-3を跳んでくるが、皆が跳べるわけではないのはこのような大会へ来ると実感させられる。
中村君はフリーでも綺麗に3Aを決めてさらに大盛り上がり。フリーもいい演技で、彼もこの1年、たくさん練習をしてきたのだろう。
柴田 嶺 : プログラムは昨シーズンの「死の舞踏」と、2シーズン目の「火の鳥」だった。6分練習でも3Aにトライしていたし、本番でもショート、フリー両方で跳んできた。どちらも転倒してしまったが、私は早く彼がアクセルを跳ぶところが見たい、と思ってきたのでちょっと嬉しかった。去年よりも力強くなったように思えたし・・・でも、ビールマンとドーナツも健在。
蛇足ながら・・・6分練習で他の選手たちと彼を見比べると、コスチュームへのお金のかかり方が違うな、と、つい下世話なことを思ってしまうのであった。向こう正面で立ち見をしていた時、振り返るとガラス窓越しに出番を待つ選手や関係者だけが入れる廊下が見えるのだが(他の選手の演技中でも、ついそっちを振り返りそうになって困った)、着替え前の柴田君がいた。シンプルなニットとデニムとブーツ、なのだがやっぱりお洒落さん。着替えた後、丁寧にたたんだ彼の服が置いてあって、デニムには赤いベルトが通してあった。
川越コーチは、今年もまたにこやかだった。眼鏡を替えられたようで、彼もまたお洒落さん。
佐野稔氏は、やはり目立つ人。現役時代の記憶が全くないのが残念だが、きっと「キャーーー!!」って言われてたんだろうなー(大輔君以上だったのではないか・・・なんて)。細いフレームの眼鏡をかけていらっしゃるのだが、よく見たらそのフレームが赤、だった。やっぱり生まれながらの目立ちたがり屋さんなのであろうか・・・
その他にも、藤森美恵子さん、木戸章之さんがいらっしゃっていた。樋口先生は、村主選手のコーチとしてリンクサイドに。
ジュニアのアイスダンス・・・東京、関東の2ブロック、各一組ずつの出場、男子はそれぞれ、太洋、心の水谷兄弟。
兄貴たちの方が一枚上、という感じ、頑張れよ弟も!
シニア女子で、村主、中野、武田の3選手以外で個人的に印象に残った人は・・・やはりFSで同じ最終グループだった林 渚選手、それから村木佑子、浅見一葉両選手かな。中でも浅見選手はノーミスで、演技の途中からずっと笑顔、終わった瞬間にガッツポーズ、見ている私らも思わず拍手、のいい演技だった。太田由希奈選手が出場しなかったのはやはり残念。
村主章枝 : 改めて間近で見ると、全体的なレベルがやはり違う、と感じる村主選手。ショートは素晴らしい演技だった。ただ今回や去年も、また他のブロックの結果を見ても感じたのは、期待値の高いトップクラスの選手がノーミスだった場合、ブロック大会ってやけに高得点が出ちゃうのかな?少しだけ割り引いて見た方がいいのかな?ということであった。あくまでも個人的な感覚ではあるが・・・
村主選手のコスチュームはSPが少し黄味がかった柔らかいピンク、FSは彼女の色のような紫。色は今までの彼女でも、デザインはちょっと違って、特にSPは、斜めのラインを強調したような、見ようによってはモロゾフ色(というかロシアっぽいというか)あり、なものだった。曲も確かにベテランらしい落ち着いたものだったが、やはり今までの村主選手だったら選ばなさそう、と私は思ったのだが・・・
フリーでの村主選手は6分練習で、はじめ高いルッツやフリップを次々と決めていたのが、途中から少しずつタイミングが合わなくなってきたように見え、そのまま本番に入ってしまった、という感じだった。ジャンプに関しては、決まったり決まらなかったりだったが、大きく蛇行する流れるようなストレートラインは見ごたえがあり、この分ならばシーズンが進むにつれて尻上がりに調子が上がってきそうな気がする演技だった。
中野友加里 : 中野選手は・・・まだ調子が上がっていなかったのか、それとも村主選手が意識にあったのか・・・あの場で見ただけではどっちなのかよくわらなかったが、「私が優勝しないと!」という気持ちだったのかな、やっぱり・・・6分練習では、3-3も降りていたのだが。
武田奈也 : SPはリズムの主張が強くテンポの速い、演技するのが凄く難しそうな曲。(結果はダウングレードされたものの)3-3を降りて、場内大きな拍手。村主選手には大人のファンが多いとすれば、彼女はやはり若年層(≒子供)に人気があった。
FSは「白鳥の湖」。やっぱり最初のポーズがどうしても大輔君のスワンぽく見えてしまう。コスチュームは白とグレーが基調。スピンの姿勢の変化に工夫を凝らしていて、見ていて楽しくもあった。
こういう大会を観ると、選手それぞれに各々の目標ってものがきっとあるんだよな~と思う。全日本の上位を争ったり、国際大会に出場したりするほんの数人の選手たちを見て、そうではない大勢の選手たちは何を思うのだろうかと・・・これから伸びる若い選手は目標にするのだろうが、すでにベテランの域に入る大学生の選手はやはり別世界の人、とふと思ったりするのだろうか、などと再びしみじみするのであった。
再び蛇足ながら、先日のGet Sportsでの中野選手の特集、新横浜のリンクのお休みどころでバレエの練習をする彼女の後ろにPIWポスターが貼ってあって、大輔君バージョンが妙に何回も映り込むので、ついそっちに気を取られそうになる私であった。 (一部敬称略)
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コメント
うめぞうさん、東京選手権のレポありがとうございます。
ニュースでは村主さん中野さんしか取り上げていないので、コンペの様子が伝わってきました。
ノーミスの演技ができることってフィギュアの選手にとってはとても大きなことなんだと改めて思いました。
村主さんのコスチュームを見て、モロゾフ色がどんな感じかを再認識しました。そろそろ大輔くんの違うテイストの衣裳もみたいと思っているところで見るとなるほど~でした。
佐野さんは・・世選を覚えてます・・・。
時代が違うので何とも言えませんが、大輔くんより・・ということはなかったような気がします。(汗)
>すでにベテランの域に入る大学生の選手はやはり別世界の人、とふと思ったりするのだろうか、などと再びしみじみするのであった。
あ~これはすでにうちの子などは感じ始めていますね。
ちょっと矛盾するようですが、だから大輔くんを応援することが楽しかったりします。自分の子が越えられない域に達していて世界もねらえる彼の力が気持ちよいのかな?競技が違うからなおのことかな。
(>大輔君バージョンが妙に何回も映り込むので、ついそっちに気を取られそうになる私であった。
わたしもでした。(^^;))
投稿: kum | 2008年10月24日 (金) 08:57
kumさん、こんばんは。読んでいただきありがとうございました。
あの二日間とも、7時間近くは立ち続けていたのではないかと、今思えば信じられないのですが、体は正直で、会場を出る時、5、6歩は膝がうまく曲がらなかった(関節が固まった感じ)です。(゚ー゚;
私、大輔君のフリーのコスチューム、かなり楽しみなんですよね。どんなのか想像がつかないので。
>大輔くんより・・ということはなかったような気がします。(汗)
あ、そうだったんですか。なんか安心したような・・・(何の安心だか;笑)
>あ~これはすでにうちの子などは感じ始めていますね。
そうなんですか・・・でももしそう感じることがあっても、最後まで競技生活が全うできたなら、誇りというか、財産になるのではと私は思うのですが、どうでしょう?
>ちょっと矛盾するようですが、だから大輔くんを応援することが楽しかったりします。
私も、途中からではありますが大輔君が選手として、人としても進歩してゆく様子を、進行形で見られているのは幸せだな、大輔君のファンになってよかった、とよく思います。
投稿: うめぞう | 2008年10月24日 (金) 23:45
うめぞうさん、7時間も立ちっぱなしだったんですか?!
コンペは座ってみていてもかなり疲れるような・・・。
お疲れ様でした~!!
>最後まで競技生活が全うできたなら、誇りというか、財産になるのではと私は思うのですが、どうでしょう?
その通りですね~。
うちの子もやめるつもりは全くないようで、今の競技に関連した進路や自分のできることを考えているみたいです。
昨日スケアメSPで見たリッポンくんの衣裳、あれでそのまま大輔くんスワンを滑れそうなんて思ってしまいました。斜めに走るラインとかもモロ風味なんですね~。
やはり今年の大輔くんは違う方がいいと思わずにはいられませんでした。
ほんと、どんな衣裳なんでしょう。
小塚くんはすごかったですね。
投稿: kum | 2008年10月26日 (日) 11:07
kumさん、こんばんは。
7時間ほぼ立ちっぱなしなんてよくやるよ、と自分でもやや呆れ気味でした(笑)。
>うちの子もやめるつもりは全くないようで、今の競技に関連した進路や自分のできることを考えているみたいです。
お嬢さんはその競技が好きなんですね。好きでないと続けられませんよね。それにこの先何をしたいかをもうはっきり決めていらっしゃるのはえらいです。
いや~小塚君はやりましたね。3年前のスケアメでの大輔君みたいに、彼にも「突き抜ける」時が来たのでしょうか・・・
リッポン君!昨シーズンみたいに「まんまやん!」ではないようでしたが、動きもコスチュームも既視感に満ちてますよね(^o^;
確かに色違いのスワン、といった感じですね。私はあれを見て、違うんだけどなぜか本田君の「トスカ」を思い出してました・・・
投稿: うめぞう | 2008年10月26日 (日) 23:49