あの人もブルー、この人もブルー、ブルー系コスチュームの多いGP女子フリーでした。
特にキム・ヨナとコストナーは、やっぱり今シーズンは「勝負色」で!ってことなのかなと思いたくなる鮮やかなブルー、そして浅田さんは赤と、こっちもまさに勝負色ですね。
キム・ヨナは・・・うーむ相変わらず凄いですね。ジャンプをひとつ跳ばなくたってカンケーないといった感じで、女子シングルにおけるかつてのプルシェンコみたいになってますね。(「かつての」と敢えて言ったのは、復帰してくる彼が以前と変わらず凄いのか評価も含めてまだわからんので)
表情の作り方とか、見慣れちゃったというかややワンパターンになりつつあるのかなとも思えますが、何の苦もなく色っぽい表情や動作を自然にして見せたりして、ジャンプや難しいステップの合間にそれをまた自然に入れて来るなんて、皆がそうそうできることじゃないし。
ガーシュウィンのコンチェルトというと私は、ジュニア時代の小塚君を思い出すな・・・
浅田さん。JOでこのプログラムを初めて見た時は、正直「微妙。」でした。
まずこの曲をオーケストラ用にアレンジしたことが原曲の雰囲気を壊しているように感じられ、全体的に単調に聴こえてしまったのと、彼女自身の演技がうまくいかなかったこともあって。
それにこんなに「男らしい」とも言いたくなるような動きや表情が本当に浅田さんにマッチするのか、できるのかと思っていましたが、今回見たら、彼女がもうこのプロをものにしつつあるように見えました。曲のアレンジも、こういう表現をするのならアリかも知れないと思います。
見ていて、私の気持ちに強く訴えかけてくるものがあったのは、キム・ヨナよりも彼女の演技の方でした。
コスチュームについては、JOの時が少し暗すぎる感じがしたので赤の方がいいなとは思いますが、それでもどうなのかな~。
コストナーは今回残念でしたが、プログラム自体はショート、フリーとも私の好感度は高いです。
これでジャンプがうまく行けば、とても素敵になるような気がします。でもSPのコスチュームはすぐに改良しましょう!!(ここまで言えば皆さんおわかりかと・・・
)
中野さん・・・怪我は大丈夫なのかと少々心配でしたが、JOの時よりもいい演技でよかったです。
「火の鳥」って、FSの長い時間の中で使うのは難しい曲じゃないかとよく思うんです。下手すると間延びして、メリハリつけにくそうだなって。だからこれから彼女がこのプログラムを緊迫感とスケールの大きさがあるものに作り上げていくのを楽しみにしたいです。
さて男子ですが、今大会は織田君の、勝てそうな時に勝つことを大事にした作戦勝ちですかね。
もちろん、特にフリーは素晴らしかったです。でも同時に4回転抜きの演技がこれだけよいということで、ここにクワドを入れることはやっぱり負担が大きいことなんだということが改めて浮き彫りになって見えました。
そしてこのクワドの入らない構成には、もう先はそんなにないだろうとも思えました。この構成でこれ以上にいい演技もできるかもしれませんが、上積みされる得点はそう多くもならないだろうと考えるので。織田君も、もちろんこのまま行くつもりはないようですし。
でも、このプログラムは、織田君によく似合ってますね。SPよりもずっといいと思います。
今回ジュベールとトマシュは少し残念でしたが、ふたりともFSが素敵ではないですか?特にトマシュはSPもよかった。これから先楽しみではあるけど、やっぱり心臓に悪そ~。
昨日「平成教育委員会SP」を見てたら、「日光東照宮の陽明門の柱が一本だけ逆さまである理由は?」という問題があって、答えが「壊れないようにという願いがこめられているから(不完全な出来にしておく)」だったのです。
要は「完璧につくり上げてしまったら、あとは崩れるだけ、ならば不完全な(あるいは未完成な)状態にしておけば壊れることもないだろう」という考え方なのだそうです。他にも、ほとんど完成した屋根に瓦を3枚だけ置かないでおく、というのもあるそうです。
織田君にとっての「今シーズン逆さまの柱」って、もしかして4回転のこと?!なんちゃって。
大輔君にとって、「今はまだ逆さまの柱」って・・・「バンクーバーですべてを出し切ること」もそうだし、世界タイトルもそうだろうし、「もうこれでスケートやめてもいいと思える演技」もそうだろうし・・・なんだか柱が他にも何本もありそうだー。
でもいつまでも逆さまじゃくて、いつか天地正しい向きになるといいなぁ、やっぱし。
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